日本への短期留学は安全か?某留学生の経験談
20代前半の米国女性が、日本へ短期留学した後に体調を崩した経験をメールで語ってくれたので、原文を和訳して紹介する。
なお、原文はこちら。
http://fukushimavoice-eng2.blogspot.com/2013/09/is-study-abroad-program-in-japan-safe.html
私は、去年(2012年)の秋に日本へ短期留学しました。8月末から11月末まで日本に滞在しました。ほとんどの時間は京都で過ごしましたが、週末には近辺へ旅行にも出かけました。日本滞在期間の最後の2週間は独立研究プロジェクトだったので、東京で5日間、日光で2日間、そして仙台で2日間過ごしました。日光にいる間、ずっと頭痛がありました。そこから新幹線で福島を通って仙台へ行きました。新幹線が福島を通過している間、とてもひどい偏頭痛がありましたが、仙台に着いた頃には治っていました。2009年2月に自動車事故に会って脳震盪を起こして以来、偏頭痛が時々ありました。しかし、それでも、福島を通過する最低6ヶ月前から、偏頭痛は全くありませんでした。
日光と仙台へ行った後、3週間経ってから、頭痛と偏頭痛がよく起こりました。その当時は、頭痛と偏頭痛が放射線被ばくのせいなのか、それとも高山病や寝不足のせいなのか分かりませんでした。しかし、私にとって尋常ではありませんでした。
米国へ帰国して1週間後に、放射線被ばくのもっとひどい症状が現れました。1月の半ばまで、鼻血が毎日出ました。胃痛と吐き気が頻繁に起こりました。12月半ばに、嘔吐が48時間続きました。食中毒になったことはありますが、これはそれよりもっとひどかったです。それまでの人生での、一番苦しい経験のひとつでした。48時間が過ぎたら、たまに嘔吐がありましたが、ひっきりなしではありませんでした。1月半ばまで、頭痛、偏頭痛、吐き気とめまいが続きました。その間、旅行中だったので、医師を受診することはできませんでした。この旅行は日本へ行く前から計画していたことで、主治医から遠くに居たので、受診することができなかったのです。症状がおさまってから主治医を受診した時、その症状が放射線病だったのか、今でも放射能が体内に残っているかは分からないと言われました。医師や放射線の専門家によると、私の症状は、低線量放射線被ばくに典型的に見られるものだと言う事でした。そんなに短期間の放射線被ばくでも、あんなにひどい症状が出るということにびっくりしました。ちなみに、1月半ば以降は、これらの症状は起こっていません。
日光と仙台では、魚は食べませんでした。ペットボトルの水と緑茶を飲みました。日光の宿舎では、熱いお茶が出されたのを飲みました。東京では、築地市場の近くでお寿司を食べました。それ以外の魚は食べていません。乳製品は食べませんでした。お米や野菜などの産地がどこかは、漢字が良く読めなかったために、分かりませんでした。
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